2011年4月22日金曜日

塩釜市で

神戸でもそうだったが、被災地ではブルーシートの値段が上がっているらしい。

仙台市若林区

忘れないうちにメモしておく、自分の中での地震仕事で気づいたこと

・幸不幸は相対的なもの。が、絶対的な物の見方をしないと幸せへのスタートは切れない。
家を失った人と話していると「私はまだいい、家族が死んでいないから」と話す被災者。僕からみれば十分つらい体験をしていると思うが「下」がいると思うから我慢できる。が、避難所の周りは普通の生活が営まれ「私だけ取り残されていると感じる。家財道具は8㎡にあるものしかないし」と話す被災者。「上」や「下」と比べる事でしか自分の立ち位置が分からないのは普段の生活でも同じだと思うが、被災地は衣食住もままならない状況で、よりその差がよりむき出しになる。どこかで「ここで満足するしかないのだ」と決めることでしか心のけりはつかない。